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石川 法人; 山本 春也; 知見 康弘
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 250(1-2), p.250 - 253, 2006/09
被引用回数:42 パーセンタイル:92.74(Instruments & Instrumentation)230MeV Xeイオン照射したアナターゼ型TiO薄膜における電子励起効果をX線回折法により調べた。X線回折強度の照射量依存性は、指数関数的に減少することがわかった。この照射による損傷挙動は約10nmサイズのトラック形成によるものである。イオン照射したルチル型TiO薄膜と異なる損傷挙動を示すこともわかった。X線回折法が、トラック構造に関する定量的情報を抽出する有力な方法であることを示すことができた。
永野 哲志; 三田村 久吉; 中山 真一; 中嶋 悟*
Clays and Clay Minerals, 47(6), p.748 - 754, 1999/00
被引用回数:16 パーセンタイル:44.62(Chemistry, Physical)岩石中に風化生成物として生成する鉄鉱物による放射性核種の固定機構を調べるために、ネオジムと鉄との共沈・結晶化の実験を行った。ネオジムはアメリシウムなど3価のTRU元素と類似の化学的挙動をとるとされる元素である。非晶質の水酸化鉄中に安定に保持されたネオジムは、鉄鉱物の結晶化に伴い赤鉄鉱の結晶格子中に取り込まれることはあるものの、概して、非晶質相にとどまったまま鉄鉱物の結晶化を妨げる効果を持つことが示された。放射性廃棄物の地中処分においては、鉄鋼物は人工バリア材の腐食生成物としても生成されるため、本研究で得られた結果は処分場周辺で想定される腐食生成物と核種との相互作用を調べる研究にも役立つであろう。
V.Balek*; Z.Malek*; 三田村 久吉; 馬場 恒孝
Proc. of 7th Int. Conf. on Radioactive Waste Management and Environmetnal Remediation (ICEM'99)(CD-ROM), 4 Pages, 1999/00
模擬TRU含有ペロブスカイトセラミックスのMCC-1浸出試験前後の微細組織のキャラクタリゼーションを走査電子顕微鏡法、X線回折法、エマネーション熱分析法により行った。エマネーション熱分析法では、親核種のTh-228及びRa-224でラベリングした試料表面からの娘核種Rn-220の放出速度を20~1200Cの範囲にわたって加熱モード及び冷却モードで測定した。この結果より試料表面の微小亀裂や欠陥のアニーリング温度を求めるとともに、他の微細組織観察で得られた結果との対応付けを明らかにした。
山下 利之; 武藤 博; 辻 利秀*; 中村 幸典*
Journal of Alloys and Compounds, 271-273, p.404 - 407, 1998/00
被引用回数:9 パーセンタイル:55.08(Chemistry, Physical)NpPUO(y=0,0.05,0.1,0.2,0.5)固溶体の熱膨張を高温X線回折法により空気又は水素気流中、室温から1000Cの範囲で測定した。室温におけるNpPUOの格子定数はNp量と共に直線的に増加したことから、NpOとPuOはほぼ理想的な固溶体を形成すると考えられる。700C以下の温度では、空気中及び水素中で加熱した試料の格子定数は互いに等しく、このことから、空気中で加熱した試料は、定比組成(O/M=2.00)となっていると考えられる。700C以上の温度では、水素中で加熱した試料の格子定数は、空気中加熱のものの値より大きくなり、1000Cでは、両者の差は約0.1pmとなった。これは、試料が還元されたためと考えられるが、NpUOのx値は1000Cでも0.01以下と推定される。
White, T. J.*; 三田村 久吉
Materials Research Society Symposium Proceedings, Vol.294, p.109 - 116, 1993/00
定量粉末X線回折法を利用して、蓄積崩壊数で1.2410個/gまでのキュリウム添加シンロック構成相について、放射線損傷による変化を解析した。アクチニド母相については、ペロブスカイトの方が、ジルコノライトよりも放射線損傷をより受け易いことが明らかとなった。さらに、キュリウムを含まないホランダイトやフロイデンバーガイト相でも、線によると推定される構造変化が見られた。各相の存在量の解析値から、蓄積崩壊数1.2410個/gの試料で、約20%のアクチニド母相が非晶質化していると推定された。
山下 利之; 大内 金二; 高橋 和夫; 藤野 威男
Transuranium Elements; A Half Century, p.451 - 456, 1992/00
リチウム・プルトニウム複合酸化物の生成に関して、反応挙動及び反応条件を熱重量法及びX線回折法を用いて調べた。水酸化リチウムとPuOとを機械的に混合して酸素中で反応させた場合には、純粋なLiPuO及びLiPuOとが得られた。硝酸リチウム及び水酸化リチウムを溶液としてPuOに加えた場合には、生成物は反応温度により、PuOとLiPuO又はLiPuOとの2相混合物となった。リチウム塩とPuOとの反応を熱重量法で調べた結果、LiNOPuO系ではPuOはリチウム塩の分解生成物であるLiOと反応するのに対し、LiOH-PuO系ではこれに加え、LiOHそれ自身とも反応を起こすことが明らかになった。生成したリチウム・プルトニウム複合酸化物は1Mの希硝酸に2分以内に溶解した。
村上 隆
Mineral.J., 11(7), p.344 - 351, 1983/00
SYNROC型のセラミック固化体の構成鉱物における模擬廃棄物元素の分布を調べるため、固化体をホットプレス法と常圧焼結法を併用し合成した。合成物の生成相はX線回折法により調べ、生成鉱物中の模擬廃棄物元素の分布は分析電子顕微鏡法により調べた。予想された3種の鉱物以外にX線回折図中に同定できない低いピークが見られ、これらの不定相が浸出現象に影響する可能性が指摘された。廃棄物元素の分布に関しても従来の結果とは異なった分布の仕方が明らかにされた。即ち、Moは水溶性のCsモリブデン酸塩をつくらず、ペロブスカイト中に見出され、また希土類元素はジルコノライトよりむしろペロブスカイト中に多く見出され、アクチニド元素を希土類元素で模擬することの問題が指摘された。
音部 治幹; 林 博和; 高野 公秀
no journal, ,
BCとUPuOの高温反応を調べた。BCとUPuOの粉末を1対1と1対4のモル比で混合して、ディスク状に成型して試料を作成した。試料をArガス中、1333または1473Kで熱処理した後、粉末X線回折法で同定したところ、熱処理温度やBCとUPuOの混合比と関係なく、試料は、UOと同様な蛍石型酸化物相だった。PuBOの形成は、粉末X線回折法の結果には見られなかった。試料をHe-4%Hガス中1473 Kで熱処理した場合にも、試料は、BCとUPuOの混合比と関係なく、蛍石型酸化物相だった。一方、試料をHe-4%Hガス中1333Kで熱処理した場合には、試料は、BCとUPuOの混合比が1対1と1対4の両方とも、蛍石型酸化物相だけでなく、BC相も含んでいた。
秋田 貢一*; 鈴木 裕士; 諸岡 聡; Harjo, S.; 柴原 正和*; 生島 一樹*; 西川 聡*; 古川 敬*
no journal, ,
本研究では、原子力プラント構造物の溶接部における健全性を評価するための基盤技術として、製造段階から稼働状態に至るまでの全工程(溶接・ショットピーニング・高温あるいは荷重)における残留応力評価が可能なシミュレーション手法を開発し、その妥当性を実験的に検証した。シミュレーション手法開発では、理想化陽解法をベースとした有限要素法解析手法に、ショットピーニングによる残留応力発生をシミュレーションする機能を追加した。また、検証実験では、原子炉冷却配管を模擬した配管溶接継手を作製し、ショットピーニング前後の残留応力変化をX線回折により、また、熱サイクル付与前後および軸圧縮荷重負荷-除荷過程における内部残留応力の変化を中性子回折により測定した。その結果、実験と解析の差は目標値150MPaにほぼ収まった。これにより、ショットピーニングで付与した圧縮残留応力とその持続性を計算により短時間で把握きることから、原子炉溶接部等における応力腐食割れ発生のリスクや発生後のき裂進展を予測でき、従って適切な対策が可能になる。
諸岡 聡; Ma, N.*; 渡邊 誠*; 佐々木 未来; 冨永 亜希; 菖蒲 敬久
no journal, ,
近年、3D積層造形技術の一つとしてコールドスプレー(CS)法やウォームスプレー(WS)法による固相粒子積層技術が注目されている。これらの溶射技術は固相状態で金属粉末を接合していく点に大きな特長があるものの、積層厚さを増加させると、基板と積層粒子の界面に亀裂を形成し剥離する欠点が存在する。本研究は、高エネルギー放射光X線回折法を用いて、CS固相粒子積層材及び、WS固相粒子積層材における積層幅方向Y軸及び、積層厚さ方向Z軸の残留応力分布を計測し、残留応力と亀裂形成・進展・剥離メカニズムの関係を明確にすることを目的とし、以下の通りに得られた。(1)CS固相粒子積層材は、WS固相粒子積層材と比較して、結晶粒が微細かつ、高転位密度を有することが示唆される。(2)CS法による固相粒子積層プロセスではピーニング応力が支配的であり、WS法による固相粒子積層プロセスでは熱応力とピーニング応力の重畳が支配的になるため、固相粒子積層部の残留応力はWS固相粒子積層材よりもCS固相粒子積層材の方が高い圧縮応力を示す。(3)WS固相粒子積層材はCS固相粒子積層材よりも固相粒子積層部/基板界面近傍で最大引張残留応力Yが小さくなるため、界面における亀裂発生が抑制される。